院内恋愛で意識すべき注意点

職場の同僚・取引先・顧客などと恋愛関係になる職場恋愛。看護師の場合は院内恋愛ということになる。同じ病院で働く医者や看護師など病院スタッフのほか、担当した患者さんと恋愛関係に発展するというケースもある。看護師の院内恋愛でまず気を付けたいことは、院内恋愛を大っぴらにしないことだ。恋愛自体は別に悪いことではない。院内恋愛をしたりそこから結婚に発展している人も大勢いる。しかし、院内恋愛中のカップルと一緒に働く同僚たちからしてみれば、恋人同士というだけでなんとなく扱い辛いと感じるものである。院内恋愛が明るみに出たとしてもルール違反ではないが、明るみにするメリットはあまりないので隠しておいた方が得策だ。
また、もう1つ注意すべきなのは仕事に恋愛関係を持ち込まないことである。これは看護師に限らず職場恋愛全般に言えることだが、仕事と恋愛の公私混同は良くない。例えば勤務中にやたらと2人で話す、同じ担当業務をしたがるなどが考えられるだろう。また、ケンカをした場合は険悪なムードになり仕事に必要なやり取りもままならないという状況もあり得る。職場カップルが恋愛上の関係を業務の中に持ち込んで行動すると、仕事に対し適切な判断がなされなくなる可能性がある。病院は人の健康や命を預かる業務であり、公私混同によって何かミスが起きれば取り返しのつかない事態になるかもしれない。看護師が院内恋愛をする際は、このようなことを理解し、仕事は仕事、恋愛は恋愛とはっきり区別するのが大切だ。